令和5年度8月 親子わんぱく自然教室

親子わんぱく自然教室

テーマ

今回の親子わんぱく自然教室のテーマは、
蚕と古代人の智慧を学び、アユつかみ取り!です。

ようす

@yaotomezan_kinjoji_temple ←他の投稿はこちらから ■8/6 親子わんぱく自然教室 午前中は、城端の松井機業さんの見学をさせていただきました。 … | Instagram

午前中は、城端の松井機業さんの見学をさせていただきました。 伝統ある城端絹について学びました。見た事のない機械やお部屋に子どもたちも大人も「お〜!」と感心する声。

お蚕さんのお部屋では、実際に繭をさわらせていただきました。2匹一緒に入った繭と1匹だけの繭の違いを子どもたちは見比べていました。たまにハート型の繭もあり、「見て見て、ハート!」と喜んでいました。

桑畑では、柔らかい葉を、私たちも実食!!「食べてみてください!」と言われ、びっくりしましたが、子どもたちは「おいしい!まだ食べたい!」「全然味しない!ふしぎ!」と言っていました。

親御さんの中には「葉っぱなのに、青臭さがないんですね」と不思議そうにしている方もいました。 

城端絹を使ったヨハナスというブランドの商品が並ぶお部屋で、最後に松井さんからお話を伺いました。桑畑で、松井さんの娘さんから、「お蚕さんのうんちは食べられるんだよ!」と教えてもらい、試食させていただきました。「美味しい!」と言って喜んでいる子もいれば、「味する??なんか葉っぱの香りがする~と

お蚕さんのお話から、松井さんの熱い想いなど、子どもたちも大人たちも、真剣な眼差しで静かに聞き入っていました。 私も感動しました。 


午後からは、アユつかみ会場に向かう前に、金城寺がもう1ヶ寺、管理している萬福寺で集合して、自然観察をしました。 

その後、アユつかみ会場へ向かい、アユつかみに挑戦しました。 

子どもたちの声

ふくのいとをつくるのが、てさぎょうでたいへんそうでした。かいこのまゆから、ががでてくるなんてしらなかったです。あゆつかみは、すばしこかったから、1ぴきしかつかまえられなかったけど、おいしかったです。(小2)

さいしょ、いとのはなしでびっくりしました。さかなをつかまえられませんでした。けれど、おかあさんがはげましてくれてうれしかった。(小1)

保護者の皆さんの声

絹製品は高価なものが多いですが、糸を作る工程、織る工程を知ると納得しました。ファンが増える、絹産業を応援したくなる気持ちがわかりました。

蚕の話おもしろかったです。貴重な玉糸の美しい風合いが印象に残りました。養蚕から糸、糸から絹製品になるまで、たくさんの過程と手間があることを知りました。松井さんが「虫とか嫌いだったけど、今は全員に名前をつけたいほどかわいい」と言っていたのが、私も、わんぱく自然教室に来るようになって、子どもたちと生きものと触れ合っているうちに、同じように思うようになっていたので、共感しました。また、食べる、食べられる、ことに対しても、残酷とかではなく、「ありがたく(命を)いただいて、生かしてもらっている」と自然と思えるようになったなあと、わんぱく自然教室のおかげです。子どもたちにもきっと伝わっていると思います。
ありがたくいただこうと思い、はりきって挑んだアユつかみは思った以上にアユの動きが速く、とれませんでした。最後に子どもが1匹つかまえてくれたので、何とか観察できました。スイカのにおいがしてふしぎでした。1匹の塩焼きを2人の子どもで仲良く分けて、「おいしい!!」とありがたくいただきました。

編集スタッフの感想

絹糸のツヤや触り心地がとても落ち着きました。絹糸やその技術からは勿論、歴史を感じる作業部屋や、大切に使い続けてこられた機械を見て、松井機業さんの伝統の美しさを感じました。そして、驚いたのは、お蚕さんのうんちが、漢方に使われているということ!お蚕さんの素晴らしい能力を見つけた昔の人って、すごいな~と思いました。城端絹という伝統を、知り、学び、五感で感じることができました。
アユつかみでは、「アユって、スイカの香りがするがいちゃ」「川によって香りがちがうがいよ。それで、庄川のアユが美味しいがは、庄川のおかげ。美しい庄川の川底にある石についた藻を食べているからながいよ」と教えていただき、目から鱗でした!不思議だな~。素晴らしい、ふるさとの川、大切にしなきゃ!と感じました。

親子わんぱく自然教室とは

親子わんぱく自然教室は、1981年から42年間、父が金城寺の住職を しながら毎月、企画・運営しています。 親子で、ふるさとの自然や文化、歴史を学ぶ活動をしています。 

ふるさとの身近な自然、歴史や文化に親しむ五感による体験を大切にして、豊かな情感・科学的発想・強く生きる力・自然への畏れや敬いを育み、いのちの尊厳と関係・有限・多様性を伝えたいという想いで続けています。 

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