令和5年度9月 親子わんぱく自然教室

親子わんぱく自然教室

テーマ

今回の親子わんぱく自然教室のテーマは、
ふるさとの宝物を探そう!です。

ようす

午前中は、ふるさとの宝物・月長石について学びました。親子わんぱく自然教室の活動を評価してくださった地質に詳しい先生が、特別に教えてくださいました。月長石は、古代インドで「聖なる石」と崇め、お守りとして身につけられていたという宝石です。
月長石は、南砺市を含め、全国で2ヶ所しか発見されていないことに、子どもたちも保護者の皆さんも驚いていました。元中学校の校長先生、理科の先生である溝口先生に、講師として来ていただき、どうして月長石ができたのか、地球の大陸移動や火山など、スケールの大きな話に、子どもたちも、保護者の皆さんも静かに真剣な眼差しで聞き入っていました。午後からの活動は、付近に熊がいたという情報があったため、中止としました。

子どもたちの声

1つみつけてうれしかった。ちくちくしていたよ。くろとこいいろだったよ。

月長石が日本で2ヶ所しかないと知った。月長石がほうせきと知ったから大事にしたいです。

げっちょうせきが、にほんで、2かしょしかないことが、はじめてわかりました。

月長石が南砺市にあるなんてしらなかったです。

ムーンストーンがありました。お父さんの家はデカン高原にあります。スゴいと思いました。青いところがとてもきらきらしていてきれいでした。

いしがぴかぴかひかっていたからすごかったです。なんで、おれんじいろのいしのなかにあるんだろう?

なぜ、ちゃいろいいしにみずいろのほうせきがあるのだろう。

げっちょう石が水色なのがわかりました。

保護者の皆さんの声

自然の力の素晴らしさに感動でした。子どもたちにとって、みんなで大切な資源や自然を守っていくことのきっかけにつながる貴重なおはなしが聞けました。ありがとうございました。

南砺市の位置が、特別な石が採掘できる場所であることをはじめて知りました。月長石、大切にしたいですね。小矢部川河岸も、改めて歩いてみたいと思います。

地元の今まで知らなかった良さを知ることができるのも、親子わんぱく自然教室の良さだと思います。

隕石の衝突など、普通ではありえないことが起こったから宝石ができる、貴重なものができるというお話しがおもしろかったです。

おかげさまで、いろいろな石に興味を持つことができました。ありがとうございます。また、南砺市にしかない石もあったり、石から地球の歴史がわかったり、その辺に落ちていたとしても、貴重であることがわかりました。

今日、月長石を見ることができ、今後、川に入った時などで、落ちている石をよく見てみたいと思います。

普段意識しない足元の石が、これからちょっときになるようになるかもしれないですね。地球に事件が起きることで、宝石ができるというのも、おもしろいですね。

編集スタッフの感想

小さな石ころから、地球の大きな出来事がわかるという不思議でスケールの大きい話にワクワクしました。子どもたちにとっては、少し難しい内容だったかもしれませんが、南砺市を含め、全国で2ヶ所しか発見されていない月長石という「本物に触れる」体験を、楽しんでくれていたのではないかと思います。月長石をじっくり観察して、学校も学年もちがう子どもたち同士で喜びを共有したり、スケッチをしたり、疑問に思ったことを感想文に書いたりしている子どもたちの姿が印象的でした。
そして、美しいものを見て、美しいと感じる素晴らしい心も育んでいたように感じました。

親子わんぱく自然教室とは

親子わんぱく自然教室は、1981年から42年間、父が金城寺の住職を しながら毎月、企画・運営しています。 親子で、ふるさとの自然や文化、歴史を学ぶ活動をしています。 

ふるさとの身近な自然、歴史や文化に親しむ五感による体験を大切にして、豊かな情感・科学的発想・強く生きる力・自然への畏れや敬いを育み、いのちの尊厳と関係・有限・多様性を伝えたいという想いで続けています。 

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