令和5年度10月 親子わんぱく自然教室

親子わんぱく自然教室

テーマ

今回の親子わんぱく自然教室のテーマは、
八尾でホタルと生きもの調査です。

ようす

午前中は、八尾にて川床の化石観察をしました。富山県立山博物館、立山・黒部ジオパーク協会の金子一夫先生にお話をしていただきました。前日の雨により、川が増水していて近くで観察することは叶いませんでしたが、実物の化石をひとりひとりにプレゼントしてくださり、1600万年前の化石をじっくりと観察しました。
午後からは、ほたるの館の館長さんに、ほたるの館の敷地内にある小さな池を教えていただき、水生生物調査を行いました。
小さな池から様々な種類の生物を見つけ出す子どもたちの姿に館長さんも驚き、感心していらっしゃいました。

子どもたちの声

あのちっちゃいかいはびっくりしたよ。きょうは、いっぱいとれたよ。たのしかったよ。(小1)

かせきがもらえてうれしかったです。ほたるのようちゅうがほしかったけど、ほかのいきものがいてうれしかった。(小1)

山だ川にはかせきがあるとしりました。そして、かせきが小さくてびっくりしました。あかはらいもりを2ひきつかまえました。あかはらいもりをつかまえました。(小1)

1600まんねんはずっとまえでわからない。あかはらいもりとめだかをいれてもだいじょうぶですか。(小1)

友達と生き物をつかまえられてたのしかった。(小2)

水せいせいぶつちょうさで、こおい虫をつかまえられてたのしかったです。(小2)

近くの川などに貝の化石などがあるのを初めて知った。ホタルの幼虫は、いなかったけど、ヤゴなどがいた。(小6)

保護者の皆さんの声

山中の山田川が大昔に川底で、貝の化石が取れる事におどろきでした。それがある事で、ここが海だったという事実がわかるのがおもしろかったです。

小さい池でもたくさんの生き物がいることがすごかった。カワニナが多いとエサとなってホタルが増えることを知り、家の近くもそのような食物連鎖がおこっているのだと思いました。カワニナをはじめて見ました。大きくて驚きました。

山田川には大きい地層がありました。1600万年前からあるそうです。ホタルの幼虫は見ることができませんでした。ゲンジボタルとヘイケボタルの違いを聞くことができました。

山田、八尾、臼中など、身近にいろいろと化石が見られる場所があることが知りませんでした。採取できる機会を楽しみにしておきます。

日本中、熱帯だったという話に驚きました。化石の貝が生きていた環境、時代が今とは違うことがわかりました。壮大な世界が広がっていたんだなあと思います。

アカハライモリやサワガニ、カワニナ、タニシ、ヤゴなど、たくさんの生き物がたくさんいました。ホタルの幼虫が見つけられなかったのが残念でした。見つけてみたいです。

編集スタッフの感想

子どもたちにとって、1600万年前という数字に実感がわかない部分があったかもしれませんが、金子先生に頂いた「ほんもの」の化石が、子どもたちに、その小ささや形、さわり心地などを教えてくれたようですね。
「日本が熱帯だった」という金子先生の専門的なお話は、特に保護者の皆さんの心に響いたようでした。当教室の特徴のひとつ「高い専門性」として、専門的な活動の際には、その分野の権威である専門家をお呼びしています。
そして、午後の活動で、小さな池から様々な種類の生物を見つけ出す子どもたちの姿に感心しました。

親子わんぱく自然教室とは

親子わんぱく自然教室は、1981年から42年間、父が金城寺の住職を しながら毎月、企画・運営しています。 親子で、ふるさとの自然や文化、歴史を学ぶ活動をしています。 

ふるさとの身近な自然、歴史や文化に親しむ五感による体験を大切にして、豊かな情感・科学的発想・強く生きる力・自然への畏れや敬いを育み、いのちの尊厳と関係・有限・多様性を伝えたいという想いで続けています。 

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