令和5年度5月 親子わんぱく自然教室

親子わんぱく自然教室

テーマ

今回の親子わんぱく自然教室のテーマは、
ニジマスつかみと水生生物調査! 

ようす

午前は、ニジマスの観察・つかみどり・解剖・塩焼きをすべて自分たちで挑戦しました。

まずは、みんなで協力して準備をしているようすを…!と思ったのですが、
撮影を忘れて全力で準備に徹していたので写真がありません(汗)

片付け終わり頃で、みんなが集まり始めているところです。

庄川漁連の方々にニジマスを届けていただき、ニジマスの生態について教えていただきました!


実際につかみどりをするニジマスと、3,4年成長したニジマスを比較できるようにと大きなニジマスも持って来てくださいました!
大きなニジマスのパワフルさに子どもたちも大人も大興奮!!!

とはいえ、つかみどりするニジマスも観察ケースに入れて見てみると、
意外と大きくてイキが良いんですよ!!
こんな元気に泳ぎ回るニジマスをつかまえられるのかな!?

代表がさばき方、串の刺し方を実演しています

つかみどりをするニジマスを各自のプールへ運んでいきます

さあ、みんな一斉につかみどりスタート!!
はやくも激しい水しぶきが!!

つかまえたー!!

みんなで端に追い込む作戦!

つかみどりが終わったら、次は解剖!

ニジマスのおなかを切る前に、「ごめんなさい」と手を合わせる子どもの姿も

良い焼き色!

おいしい!!

食後は、焼きマシュマロ、スモアに挑戦!

午後からは、南砺市の河川公園・大谷川で水生生物調査!

採集後は観察会!

子どもたちの声

ニジマスをさわったかんしょくが思っていたのとちがっておもしろかった。

ニジマスのうごきが早かった。

きょうぷーるでにじますつかみがたのしかったです。にじますをさばいたとき、いつもおさかなをころしてたべていることをしっていましたが、さばいてたべたのがべんきょうになりました。

はじめにニジマスを手でつかみました。はらを切ったときは、かわいそうだったけど、やいて食べるとおいしかったです。

ニジマスをさばくときは悲しかったけど、美味しく食べられた。

ニジマスははじめて切ったけど、はじめてやったのでお母さんに手伝ってもらいましたが、ひとりで切ったりできるようになりたいなと思いました。

ニジマスをつかまえるとき、にげるのが早かった。ニジマスがヌルヌルしていた。

ニジマスがヌルヌルしていました。おいしかったです。つかむのが思ったより簡単だった。

お魚をつかまえるのが楽しかった。また、水生生物調査がしたい。

ニジマスつかみどりが楽しかったです。サワガニもつかまえられて楽しかったです。

ニジマスがヌルヌルしていて、3,4年のニジマスがでかくてびっくりしました。焼きたてのがほくほくで美味しかったです。水の観察では、水がきれいでサワガニを2匹とれてうれしかったです。

カニがおおかった。ヒラタカゲロウのエラがピクピクしていた。

サワガニやエビ、カゲロウとかがたくさんいました。カニはうでの大きさでオスかメスかがわかる。

カニがいっぱいいた。

カニのほとんどがメスだった。

カニはみずよりくさのほうがすき。

サワガニが陸にいることがわかった。

ひとりで虫やカニをつかまえることができた。

カニがたくさんいたので、ここはカニたちにすみやすいばしょだとわかりました。

保護者のみなさんの声

ニジマスをつかまえて、さばいて、食べる、観察、と学びの多い体験ができました。大谷川調査も、子どもたちが楽しんでできている様子を嬉しく思いました。

ニジマスのつかみどりを楽しみにしていましたが、その後、命をいただいて、解剖、食べるということに、いろいろと考えることがあったようです。また、命について考えるいいきっかけになりました。ありがとうございます。

いろいろな生きものを見つけて、楽しんでいました。

ニジマスをつかまえ、焼いて食べる、貴重な体験ありがとうございました。

命をいただくという食育はとても大事なものだと思います。
水生生物調査は、子どもが毎回とても楽しみにしています。

ニジマスをつかまて、自分でさばいて焼いて食べる。なかなかできない体験、いつもありがとうございます。川の生きもの探しも、毎回楽しんでいます。ありがとうございます。

プールの中に泳いだニジマスを必死に追いかけ、工夫(端に集めたり、目を隠してみたり)してつかまえていた。ヌルヌルを感じて教えてくれた。
カッターで内臓を取り出すとき、心臓に注目する姿があり、「命を頂くこと」を感じている姿があった。今回、自分で焼いたこともあり、コンロのトラブルによりスンバを集めたり工夫することも学び、生きる力になったと感じた。

ニジマスを上手につかまえていました。魚にナイフを入れるときも平気でやっていたので、少し意外だった。美味しいと言いながら食べていたのが良かった。

ニジマスは勢いが良く、ぬめりがあって、つかまえるのがむずかしかった。子どもは怖がりながらも、自分でつかみ、解剖できていた。心臓の動く様子も見られ、命をいただくことの有難みを理解する機会になり、ありがたかったです。

後半の大谷川では、サワガニがたくさんいて、カワニナも2匹見つけて、水質がきれいなことがわかりました。カワゲラもたくさんいました。

ニジマスつかみ、びしょぬれになりながら楽しませていただきました。
お昼からの水の生きものも、ヤゴをつかまえられて楽しそうでした。

つかみどり体験は、とても楽しみにしていましたが、体験する前のさばき方を見て、今から命をいただく(うばう)ということに、また少し考えることがあったようです。つかみどりをする前に、魚に向き合い、手を合わせていました。さばくときもそうでしたが、ただ楽しいだけではなく、命について何度も考え、思うことがあったようです。今、自分が生活している中で、沢山の命とつながっていることを感じ、考える、とてもいい機会だったと思います。

中の人の感想

金城寺前でニジマスつかみというのは、わんぱく初の試みで、金城寺家族全員ドキドキで、下見や打ち合わせ、準備は、2ヶ月ほど前から行い、家族会議、スタッフ話し合いも繰り返し行い、前日も夜遅くまで、やれることはやっておこう!と準備していました。

保護者の方々からも、「家族みんなで楽しみにしています!」とメッセージをいただき、とても嬉しく楽しみに思いつつ緊張する準備期間でした。

当日、ニジマスのつかみどりのときに黄色い声や笑顔が溢れているのを見て、安堵しました。

予想外のことも起きたけれど、「それも生きる力になった」と言ってくださる方々がたくさんいらっしゃって、ありがたいなと思いました。

感想文や当日のようすを見ていると、我が子の思ってもみない意外な逞しさを感じた方が多いよう。ニジマスをつかまえるときに、どうやったらつかまえられるか考えて工夫している姿や、真剣な眼差しでニジマスをさばく様子、ニジマスの観察・つかみどり・解剖・塩焼き・食事という一連の流れを体験して「命をいただく」ことについて考え、ニジマスをスケッチしたり、感想文にまとめたりする姿から、体験をもとに深く思考する力、工夫する力、生きる力がひしひしと感じられ、とても感動しました。

天候にも恵まれ、佛さまや雄大な自然にも感謝感謝です。

親子わんぱく自然教室とは

親子わんぱく自然教室は、1981年から42年間、父が金城寺の住職を しながら企画・運営しています。 
月に1,2回、主に南砺市内の親子が集まり、自然体験をします。 

ふるさとの身近な自然、歴史や文化に親しむ五感による体験を大切にして、豊かな情感・科学的発想・強く生きる力・自然への畏れや敬いを育み、いのちの尊厳と関係・有限・多様性を伝えたいという想いで続けています。 

コメント

タイトルとURLをコピーしました